今回の記事では2025年8月31日告示、9月7日投開票予定のいわき市長選挙に出馬予定の清水敏男氏について記事をまとめていきます。
清水敏男氏の
- 経歴
- 家族
- 年収
- 選挙結果
などについて記事を書いていきます。
清水敏男/いわき市長選挙の経歴は?
名前 | 清水敏男(しみずとしお) |
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生年月日 | 1963年8月24日 |
出身地 | いわき市 |
最終学歴 | 日本大学法学部政治経済学科卒業 |
職業(前職) | 前いわき市長 ふくしま政治経済ネットワーク代表 |
趣味 | 不明 |
清水敏男氏は、いわき市で生まれ育ち、日本大学法学部政治経済学科へ進学。
大学4年の夏から、国会議員の議員会館事務所において秘書見習いになられました。
当時、中曽根内閣の下、国鉄、電電公社、専売公社の民営化が進められるなど行政改革真っ盛りで、その政治のダイナミズムを身近に感じ、政治家を目指そうと心に決められたそうです。
まず、大学卒業後、鴻池祥肇衆議院議員の公設秘書を経て、1992年のいわき市議会議員選挙に29歳で初当選。
2期務める間に「全国若手市議会議員の会」を創設し、初代会長を担うなど積極的に活動されました。
1999年、福島県議会議員に転じ、自民党公認、35歳で初当選。
以後4期にわたり県政に携わり、福祉や防災、地域振興にご尽力されました。
特に2011年の東日本大震災と原発事故の際には、被災地・いわき市の復旧と復興に奔走。
その経験が、市長を目指す大きな契機となったそうです。
2013年のいわき市長選挙に現職らを破り50歳で初当選、東日本大震災からの復興に尽力するとともに、国主催の「太平洋・島サミット」を第7回、第8回と連続開催。
また、日本初となる「U-15 ベースボール ワールドカップ」のいわき市開催等、国内外に向けて復興をアピールされました。
2017年には市長に再選され、2期8年を務めたが、2021年の市長選では惜しくも敗れました。
市長退任後は都内の企業の社外取締役に就き、現在は「ふくしま政治経済ネットワーク」の代表として活動されています。
そして、政界から一歩退いた後も地域活動を続けた清水敏男氏は、2025年7月、再び市長選への立候補を表明されました。
清水敏男/いわき市長選挙の学歴は?
清水敏男氏の学歴は、福島県立磐城高等学校卒業、日本大学法学部政治経済学科卒業です。
出身高校は?
福島県立磐城高等学校は、福島県いわき市にある地域を代表する進学校です。
創立は1897年にまでさかのぼり、120年以上の歴史を誇り、校訓は「質実剛健・積極進取・自治協同」で、学力のみならず人間性や主体性を重視する教育方針が貫かれてきました。
学科は普通科と理数科を設置。
普通科では幅広い学力養成を基礎に、国公立大学や難関私大を目指す生徒が多いようです。
理数科は1980年に設立され、科学的探究心を育てるための特別カリキュラムが組まれており、研究発表や課題研究を通して高度な思考力を養っています。
県内外の大学や研究機関と連携した学習機会も多く、理系進学を志す生徒から高い評価を得ています。
進学実績は県内トップクラスで、東北大学や筑波大学をはじめとする国立大学、さらには東京大学や京都大学への合格者も輩出しています。
部活動も盛んで、野球部は春夏の甲子園に複数回出場しており、県内外に名を轟かせてきました。
文化部も活動が活発で、吹奏楽部は東日本大会や全国大会に進出する実力を持ち、合唱部や科学部なども数々の受賞歴を誇ります。
出身大学は?
日本大学法学部は1920年に創設され、キャンパスは東京都千代田区にあり、最寄りはJR水道橋駅です。
国会、最高裁判所、官公庁などが徒歩圏内にあり、法律や政治を学ぶ環境として大変恵まれています。
学部には5つの学科が置かれています。
法律学科は憲法・民法・刑法といった基礎から専門まで幅広く学び、法曹や企業法務を目指す学生が多いです。
政治経済学科は政治学や経済学の両面から社会を分析し、政策立案や行政分野で活躍できる人材を育成しています。
新聞学科は1925年に設置された、日本で最も歴史あるジャーナリズム教育機関の一つであり、新聞社や放送局などメディア業界に多くの人材を送り出しています。
公共政策学科は行政運営や国際協力を実践的に学び、社会課題の解決に取り組む力を養っています。
管理行政学科は地方自治や公共経営の分野を重視し、現場で即戦力となる知識とスキルを育てることを目指しています。
教育の特徴として、司法試験や公務員試験に対応したカリキュラムや支援体制が整っており、卒業生は裁判官・検察官・弁護士などの法曹界、国家・地方公務員、企業の法務部門、さらにジャーナリズムや広報業界など幅広い分野で活躍しています。
清水敏男/いわき市長選挙の家族は?
清水敏男氏のご家族は、幼稚園教諭の妻、長男、次男と母親です。
清水敏男/いわき市長選挙の年収は?
清水敏男氏は、2021年の市長選挙で落選した後、「知人が経営する東京の会社に籍を置いている」と答え、そして現在はふくしま政治経済ネットワーク代表に就いておられますが、年収に関する情報は確認できませんでした。
清水敏男/いわき市長選挙の実績や評判は?
清水敏男氏は、2013年から2021年までいわき市長を務め、震災復興や地域の暮らしに深く関わってこられました。
特に、東日本大震災後の被災地復興が最大の課題となる中、住宅・インフラ・医療・雇用・子育てと幅広い分野で市民生活の安定と地域活性化に取り組まれました。
住宅面では、災害公営住宅や防災集団移転住宅を整備し、震災で住まいを失った市民の生活再建に尽力。
区画整理事業や小名浜港周辺の整備も進め、イオンモールや新魚市場などの商業施設整備を通じて市民生活の利便性を高められました。
また、震災伝承みらい館を整備することで、震災の経験を次世代へ伝える取り組みも行ってこられました。
そのような活動で市民からの評判は高く、震災直後には自らボランティア活動に参加し、温かいうどんや甘酒を配る姿が伝えられるなど、誠実で親しみやすい人柄が評価されました。
一方で、2期目には「平地区の大型事業など打ち上げ花火的」「目立った成果が少ない」といった厳しい声もあり、市政全体の評価は賛否両論となったようです。
2021年の3期目を目指した市長選では、当選した内田広之氏と1万9000票差が付いたので、想像以上に現職批判の声が大きかったのかもしれません。
清水敏男氏のFacebookには、地元のお祭りに参加したり、学生時代の先輩の選挙事務所を激励した様子などがアップされており、辻立ちなど積極的に出歩いている様子から、支持者集めの様子もあり、再挑戦の可能性も高く評価されているようです。
清水敏男/いわき市長選挙の公約は?
清水敏男氏は、2025年7月14日出馬会見を開き、いわき市長選挙への立候補を正式に表明しました。
特に清水敏男氏は「いわき市の未来を守るためには、震災復興の成果を次世代に継承し、地域の課題に対応するための強いリーダーシップが必要だ」と強調し、再選後にはこれらの課題に取り組む意向を示しています。
2021年の市長選の公約は以下の内容で、震災復興を意識していましたから、これらを発展させた公約になると推測されます。
1.日本一の復興防災都市を創る
2.持続可能なマチを創る
3.市民満足度の高いマチを創る
4.時代を担う人材が育つマチを創る
5.みんなが誇れるマチを創る
清水敏男氏の今回の市長選公約については、今後の選挙戦を通じて明らかにされる予定です。
清水敏男/いわき市長選挙の立候補した理由は?
2025年7月14日、清水敏男氏は出馬会見を開き、いわき市長選挙への立候補を正式に表明しました。
その際、「震災復興から10年、いわきの未来を守るために再び市政に挑戦したい」と述べ、再選を目指す意向を示しました。
清水敏男氏は、前回の市長任期中に震災復興や地域医療、雇用創出、子育て支援など多岐にわたる政策を推進し、一定の成果を上げてきました。
しかし、2期目には「目立った成果が少ない」との批判もあり、市政全体の評価は賛否両論となりました。
そのため、再選を果たし、未完の政策を完遂することが最大の目標としている印象があります。
清水敏男/いわき市長選挙の選挙結果は?
清水敏男氏は、1992年からいわき市議会議員選挙に2回出馬し2回当選、1999年から福島県議会議員選挙に4回当選し、2013年7月、4期目の途中で県議職を辞職。
2013年のいわき市長選挙に立候補し当選し2期務め、3期目を目指すものの落選しています。
2003年以前のデータが不明なため、データが分かっている範囲で紹介します。
1992年9月投票、いわき市議会議員。当選。
1996年9月投票、いわき市議会議員。当選。
1999年4月投票、福島県議会議員選挙、いわき市選挙区。当選。
2003年4月13日投票日、福島県議会議員選挙、いわき市選挙区。投票率58.15%、得票数10,450票で当選。
2007年4月8日投票日、福島県議会議員選挙、いわき市選挙区。投票率56.99%、得票数10,170票で当選。
2011年11月20日投票日、福島県議会議員選挙、いわき市選挙区。投票率47.51%、得票数9,226票で当選。
2013年9月8日投票日、いわき市長選挙区。投票率51.13%、得票数55,367票で当選。
2017年9月10日投票日、いわき市長選挙区。投票率49.13%、得票数59,814票で当選。
2021年9月5日投票日、いわき市長選挙区。投票率47.68%、得票数26,658票で落選。
清水敏男/いわき市長選挙の引退の可能性は?
清水敏男氏引退の情報は確認できませんでした。
前回2021年の選挙戦では敗れましたが、今回4年の準備期間を経て、「停滞する『いわき』を再び動かす」と述べ、再選を目指す意向を示しました。
また、「いわき市の未来を守るためには、震災復興の成果を次世代に継承し、地域の課題に対応するための強いリーダーシップが必要だ」と強調し、市長職への熱い思い表明しています。
今回落選となっても、清水敏男氏は、市政への挑戦は続けていかれるのではないかと思われます。
まとめ
今回、任期満了に伴う市長選に出馬表明をしているのは、前職の清水敏男氏の他に、現職の内田広之市長、元衆院議員の宇佐美登氏が出馬を表明しています。
3人は前回2021年のいわき市長選挙でも争っていて、人口減少対策や経済の活性化、防災などが争点になるとみられます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。