今回の記事では2025年8月31日告示、9月7日投開票予定のいわき市長選挙に出馬予定の内田ひろゆき氏について記事をまとめていきます。
内田ひろゆき氏の
- 経歴
- 家族
- 年収
- 選挙結果
などについて記事を書いていきます。
内田ひろゆき/いわき市長選挙の経歴は?
名前 | 内田広之(うちだひろゆき) |
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生年月日 | 1972年3月25日 |
出身地 | いわき市 |
最終学歴 | 東京大学大学院教育学研究科修了 |
職業(前職) | いわき市長(現職) |
趣味 | 剣道(段位は5段) |
内田ひろゆき氏は、いわき市で生まれ育ち、福島県立磐城高校を卒業、1995年3月東北大学教育学部を修了。
さらなる研鑽を重ね、2014年3月には東京大学大学院教育学研究科を修了しました。
内田ひろゆき氏は、1996年文部省(現・文部科学省)に入省し、公務員としての道を歩み始めました。
入省後、内田氏は1999年にフルブライト奨学金を得てアメリカに留学しています。
これは「若手官僚の国際的視野を広げ、将来の教育行政に活かす」ことを狙いとした人材育成の一環です。
当時のフルブライト留学では、教育政策・教育学の研究や、アメリカの教育制度の現場を体験する機会が多く与えられます。
内田氏もその一員として、米国の大学や教育研究機関で研修を受け、アメリカ型の教育政策の立案過程、地域と学校の連携の仕組み、教育における多様性の尊重などを学んだと考えられます。
おそらく、このフルブライト経験は、のちの内田氏のキャリアに大きく影響したようです。
2002年にはユネスコ本部(パリ)派遣され、アフリカ・アジアでの教育支援に従事、その後2006年には秋田県教育庁高校教育課長として全国学力調査で秋田県が全国トップを達成する成果を上げました。
2011年の東日本大震災、福島第一原子力発電所の事故に際し、同郷有志らと「霞が関からいわき市を応援する会」を立ち上げ、ボランティアで被災地支援、復興支援を行いました。
2014年子ども・子育て支援新制度の創設に関わるお仕事をされています。
2017年、文部科学省教育改革推進室長として、中央教育審議会での「教育振興基本計画」策定に大きく関わりました。
2019年、福島大学理事・事務局長に就任、大学の組織運営や地域連携の推進にあたり、教育研究の拠点づくりなどにも深く関与されました。
同年、台風19号(令和元年東日本台風)による被害が発生し、被災した福島大学学生をはじめとした被災地域支援のボランティア活動に参加されていました。
間近で本市の被災状況と市の対応を見つめ、もっと迅速で適切な災害対応が出来ないものか?と、それが市長を志したきっかけになったそうです。
2020年第7次福島県総合教育計画の策定懇談会座長を務め、同12月、文部科学省を辞職。
2021年1月には東日本国際大学地域振興戦略研究所長に就任されましたが、同時に、故郷いわき市における若者の人口減少、いわき市の医師不足、等の地域課題をはじめ、東日本大震災や台風19号等の災害時における市の対応に危機を感じ、いわき市長選挙へ立候補する意向を表明されました。
その後、2021年9月、いわき市長に初当選し第15代市長に就任されました。
任期満了で迎える今年2025年9月、2期目を目指し、市長選への出馬を表明されています。
内田ひろゆき/いわき市長選挙の学歴は?
内田ひろゆき氏の学歴は、福島県立磐城高校卒業、東北大学教育学部卒業、東京大学大学院教育学研究科修了です。
出身高校は?
福島県立磐城高等学校は、福島県いわき市にある地域を代表する進学校です。
創立は1897年で、校訓は「質実剛健・積極進取・自治協同」で、学力のみならず人間性や主体性を重視する教育方針が貫かれてきました。
学科は普通科と理数科が設置されています。
普通科では幅広い学力養成を基礎に、国公立大学や難関私大を目指す生徒が多いようです。
理数科は1980年に設立され、科学的探究心を育てるための特別カリキュラムが組まれており、研究発表や課題研究を通して高度な思考力を養っています。
県内外の大学や研究機関と連携した学習機会も多く、理系進学を志す生徒から高い評価を得ています。
進学実績は県内トップクラスで、東北大学や筑波大学をはじめとする国立大学、さらには東京大学や京都大学への合格者も輩出しています。
部活動も盛んで、野球部は春夏の甲子園に複数回出場しており、県内外に名を轟かせてきました。
文化部も活動が活発で、吹奏楽部は東日本大会や全国大会に進出する実力を持ち、合唱部や科学部なども数々の受賞歴を誇ります。
出身大学は?
東北大学教育学部は、1949年に設立された国立大学法人東北大学の学部のひとつで、仙台の青葉山キャンパスにあり、教育について幅広く学べる場所です。
「教育学部」と聞くと“先生になる人が行くところ”と思われがちですが、実際にはもっと自由度が高いのが特徴です。
教育そのものを研究するだけでなく、人間の心や社会、歴史、国際的な教育課題など、多角的に「学ぶこと」「育つこと」を探求します。
授業では心理学的な実験や調査、教育史の研究、学校現場での観察など、理論だけでなく実際に体験しながら学ぶ機会が多いです。
そのため、「人間に興味がある」「社会の仕組みに関心がある」「子どもや学びに関わりたい」といった幅広い動機で入学した学生が集まっています。
進路も多様で、教員になる人もいますが、それ以外に大学院へ進学して研究を続ける人、公務員や企業で教育・人材育成に関わる人、国際機関やNPOに進む人もいます。
東京大学大学院教育学研究科は、日本における教育学研究のトップ拠点のひとつです。
1949年に設置されて以来、教育学の理論研究と実践的課題の両面から、多様な研究を展開してきました。
研究科は大きく分けて、教育学コース、総合教育科学コース、臨床心理学コースなど複数の専攻に枝分かれしており、学生は自分の研究テーマに沿って指導教員を選び、学びを深めていきます。
教育の哲学や歴史、教育政策、教育社会学、発達心理学、臨床心理学、国際教育協力など、扱う分野はとても広く、“教育”を人間や社会に関する学問として包括的に考えることができます。
授業やゼミは少人数で行われることが多く、学生は教授や院生仲間と密に議論しながら研究を進めます。
実際に教育行政や国際機関に進む人、研究者を目指す人、臨床心理士として活動する人など、修了後の進路も幅広く開けています。
内田ひろゆき/いわき市長選挙の家族は?
内田ひろゆき氏のご家族は、父・母・妻・長男です。
内田ひろゆき/いわき市長選挙の年収は?
内田ひろゆき氏のいわき市長時代の年収をまとめていきます。
いわき市のホームページによると市長の給料は月額1,089,000円、期末手当は3.35月分です。
期末手当:1,089,000円×3.35月分=3,648,150円
年収:13,068,000万円+3,648,150円=16,716,150円
内田ひろゆき氏がいわき市長を務められていた際の年収は約16,716,150円と予想されます。
内田ひろゆき/いわき市長選挙の実績や評判は?
内田ひろゆき氏は2021年に初当選し、いわき市のトップとして幅広い分野で政策を進めてきました。
市民から見ると、一番印象的なのは災害対応の迅速さのようです。
台風13号の豪雨災害の際には、発災後すぐにボランティアセンターやり災証明の受付を開始し、全国でも珍しい「半壊世帯の解体支援」に踏み切りました。
この動きは「被災者に寄り添った対応」として、多くの市民から高く評価されていました。
医療や教育の分野でも成果が見えます。
医師を増やし、ドクターカーや最先端の手術支援ロボットを導入したことは、地域の安心感につながりました。
また、中学校給食の完全無償化や特別教室へのエアコン設置など、子どもと家庭への支援は生活に直結しており、「子育てしやすくなった」との声も少なくありません。
さらに、経済や雇用面では企業誘致や国際センター設立などにより雇用創出が進み、地域の活性化に期待が寄せられています。
国費を活用した道路整備やライドシェア導入など、交通基盤の整備にも力を入れており、市民生活の利便性向上を意識した施策が市政の評価に直結している印象があります。
内田ひろゆき/いわき市長選挙の公約は?
内田ひろゆき氏は、公式サイトで、以下の政策を掲載しています。
■小中学校給食の完全無償化へ!
■学力日本一実現 特別支援・発達障がい児支援強化!
■医師招へい100人計画!
■防災庁、本市への誘致!
■インクルーシブ公園整備
■企業立地・雇用確保
■林城・飯田交差点(国道6号バイパス)渋滞解消へ
■国連の研修センター設立(日本初)
内田氏の公約は「家庭や地域の安心、安全を守る」という点で分かりやすく、生活に直結する内容が中心になっている印象です。
内田ひろゆき/いわき市長選挙の立候補した理由は?
内田ひろゆき氏は2月の定例会見で、「さらなる市政発展のために、引き続き2期目に向けて、9月に施行される予定のいわき市長選挙に挑戦したいと考えている」と出馬表明しています。
また、内田氏は、東日本大震災以降、度重なる災害で多くの支援を受けた経験から、「いわき市を防災の拠点とし、全国に恩返しをしたい」との思いを抱いています。
そのため、防災庁の地方移転をいわき市に誘致し、災害対応の強化を図ることを公約に掲げています。
内田氏の再選への挑戦は、市民の生活をより良くするための意欲と責任感から来ているものと推測されます。
内田ひろゆき/いわき市長選挙の選挙結果は?
内田ひろゆき氏は、今回の市長選が2回目の選挙です。
2021年9月5日投票日、いわき市長選挙区。投票率47.68%、得票数45,885票で当選。
内田ひろゆき/いわき市長選挙の引退の可能性は?
内田ひろゆき氏引退の情報は確認できませんでした。
内田ひろゆき氏は、1期目の実績として、防災対応の強化や医師の増員、教育・福祉の充実などを挙げ、これらの政策をさらに発展させるために2期目への挑戦を決意したと述べています。
「いわき再起動Ⅱ」を掲げ、給食費の無償化や防災庁の誘致などを公約にして再選を目指して積極的に活動を続けている状況です。
今回落選となっても、内田ひろゆき氏は、市政への挑戦は続けていかれるのではないかと思われます。
まとめ
今回、市長選に出馬表明をしているのは、現職の内田広之市長のほかには、前職の清水敏男氏、元衆院議員の宇佐美登氏です。
3人は前回2021年のいわき市長選挙でも争っていて、人口減少対策や経済の活性化、防災などが争点になるとみられます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。