今回の記事では2025年8月24日告示、8月31日投開票予定の渋川市長選挙に出馬予定の伊勢久美子氏について記事をまとめていきます。
伊勢久美子氏の
- 経歴
- 家族
- 年収
- 選挙結果
などについて記事を書いていきます。
伊勢久美子/渋川市長選挙の経歴は?
名前 | 伊勢久美子(いせくみこ) |
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生年月日 | 1969年生まれ |
出身地 | 渋川市 |
最終学歴 | 東京家政大学家政学部栄養学科理科コース卒業 |
職業(前職) | 渋川市副市長 |
趣味 | スポーツ観戦(特に野球)、料理、御朱印集め |
伊勢久美子氏は、東京家政大学を卒業後、1993年に渋川市役所に入庁されました。
渋川市役所では秘書課長など現場の調整役として実務を支えるポジションを歴任されました。
続いて、総合戦略部長・政策統括監として、市の将来戦略や政策企画の中枢を担ってこられました。
2023年10月5日、渋川市議会で市総合戦略部長・政策統括監だった伊勢久美子氏(当時54歳)が正式に 渋川市副市長に選任されました。
渋川市としては 5年ぶりの副市長設置という歴史的な節目だったとのこと 、しかも女性としても県内2人目という注目された人事でした。
ただし、2023年当時は高木市長が特定市議の個人情報を支援者に提供したことが報じられ、市長と市議会の信頼関係が揺らぎ始めた時期であり、伊勢氏の副市長選任も一度、市議会で否決されています。
伊勢久美子氏は副市長就任後、積極的に渋川市の政策と市政運営に関与され、高木市長から引き継いだ渋川市まちづくり財団理事長としてもまちづくりや地域振興に資する様々な活動を推進されました。
そして、市議会から不信任決議を受けたまま市長を継続していた高木勉氏が2025年5月に3期目の市長選不出馬を表明され、後任に伊勢久美子副市長の名前を挙げました。
伊勢久美子氏ご自身は、「自らの考え」で出馬を決断したと表明し、8月の渋川市長選挙に向けて7月に副市長を辞職しました。
伊勢久美子/渋川市長選挙の学歴は?
伊勢久美氏の学歴は、群馬県立渋川女子高校卒業、東京家政大学家政学部栄養学科理科コース卒業です。
出身高校は?
群馬県立渋川女子高校は、大正9年に渋川町立実科高等女学校として開校した全日課程の女子校です。
伝統として、クジャクを中庭で飼育しているそうです。
「実りある豊かな学習・規則ある明るい生活・健康で伸びやかな心身」を教育目標に掲げており、知・徳・体のバランスのとれた教育活動を実践しています。
アクティブラーニングやICTを取り入れた先進的な英語教育を行っており、英語教育強化地域拠点事業の拠点校として文部科学省の指定を受けています。
1年次では芸術科目を除いてすべての生徒が同じ科目を学習しますが、2年次と3年次ではI型(文型)・II型(理系)に分かれて学習します。
卒業生のほぼ全員が進学しており、東京大学をはじめとする国公立大学や、有名私立大学への合格者も数多く輩出しています。
運動部は12部、文化部は15部あり、インターハイや、関東大会に出場するなど好成績を収めています。
また、開校記念行事である全校榛名登山や文化祭、体育大会など学校行事も盛んです。
出身大学は?
東京家政大学は、東京都板橋区に本部を置く私立大学で、渡辺辰五郎氏によって日本で最初の服装を教授する専門学校として1881年に創立、1949年に大学設置されました。
設立当初、裁縫という専門性を持つことにより自立し、社会に貢献できる女性を育てることが目標でした。
この目標は時代を超えて受け継がれ、児童学部・栄養学部・共創デザイン学部・人文学部・健康科学部・子ども支援学部の6学部13学科体制のもと、人々の生命・生活・生涯に関わる学部・学科で「生きる」に寄り添うスペシャリストを育成しています。
栄養学部には、栄養学科と管理栄養学科が設けられており、健康、栄養、食品、調理など、食の専門知識・技能を学び、食に関わる各種資格の取得をしっかりとサポートしています。
卒業生の多くは、病院や施設、保健センターの管理栄養士や、学校、保育所の栄養士、食品メーカーなどでの企画・開発・研究職をはじめ、医療・教育・福祉等の分野で活躍しています。
公務員試験に向けた対策講座等も学内で実施しており、管理栄養士、栄養士、食品衛生監視員、中学・高等学校教諭、栄養教諭などの公務員資格職や教員にも毎年多数の就職者を輩出しています。
伊勢久美子/渋川市長選挙の家族は?
伊勢久美氏はプロフィールに、家族は夫(小学校教諭)、文鳥2羽(ふじ&むつ)と紹介しています。
伊勢久美子氏ご本人は、中学校1級、高校2級教員免許(理科、家庭科)の資格を持っておられるため、小学校教諭である夫とは互いの仕事を理解し、支え合っているのではないかと推察します。
また、ご自身のプロフィールに家族として文鳥を紹介しているところから、愛情深く生き物をいつくしむ伊勢久美子氏のお人柄が伝わります。
伊勢久美子/渋川市長選挙の年収は?
伊勢久美子氏の渋川市副市長時代の年収についてまとめていきます。
渋川市のホームページによると副市長の給料は月額735,000円、期末手当は4.45月分です。
期末手当:735,000円×4.45月分=3,270,750円
年収:8,820,000万円+3,270,750円=12,090,750円
伊勢久美子氏が渋川市副市長を務められていた際の年収は約12,090,750円と予想されます。
伊勢久美子/渋川市長選挙の実績や評判は?
伊勢久美子氏は政治家としての活動はありませんが、渋川市職員や副市長として渋川市政には約30年ご尽力されてきました。
まず、副市長就任時の辞令(2023年10月)では、少子高齢化、人口減少、財政健全化などの厳しい行政課題にも「市民のため、一日一日を大切に職責を果たす」と表明。
まさに“現場で積み重ねる”覚悟を強調されました。
実際に、防災分野での性別視点の組み込みという点では、副市長として、地域防災計画や避難所マニュアルの策定段階から、女性職員や住民の参画を制度化。
女性の視点を取り入れることで、「防災=男性」という無意識のイメージを払拭し、危機管理の組織構成にも改善を図りました。
伊勢久美子氏は、約30年市政に携わるなかで行政組織を熟知した政策プランナーとして、秘書課長から総合戦略部長、副市長へとステップアップされ、防災や地域づくりなど、現場と市民目線を大切にした政策を推進してこられました。
さらに女性リーダーとして、行政に新しい価値と視点を取り入れる象徴的存在であり、市民からの期待と信頼を寄せられている印象があります。
伊勢久美子/渋川市長選挙の公約は?
伊勢久美子氏は、公式サイトで、「あなたのくらしを守り抜く。まちの未来に新たな風を」というメッセージのもと、以下の5つの政策テーマを柱として掲載しています。
・育児や介護で働く機会を失わないまちを目指す。
・保護者の帰宅が遅い子供を預かる「トワイライト保育」、登校時間より早く出勤する保護者のための「こどもの朝の居場所」を設置
・ショートステイ保育・休日保育、病後児保育などを拡充し保護者の多様な働き方を支援
・育児休暇や介護休暇の拡充など雇用継続への取り組みを行う企業を支援
・「介護相談ワンストップ」を創設し「介護」と「働く」の両立を支援
2.誰もが公平に機会を得られるまちをつくる
・「教育」「医療」「介護福祉」「雇用」様々な問題点を解決し、だれもが平等に公平にチャンスを得ることができる。
3.「未来への投資」教育の充実と若者の活躍を支援
・小学生から学ぶ楽しさを体験できる特色ある教育を実施。
・未来を担う力を育むため英語教育、デジタル教育を充実。
・起業や創造的な問題解決を学べる「未来の学校」講座を創設。
・困難を抱える子どもが自分らしく成長できる環境を支援。
・渋川で高校生世代や若者が活躍できる環境を支援。
4.課題に向き合い将来世代へ責任を持つまちづくり
・2040 年問題に対応するため公共施設を集約し維持管理費用を削減。
・水道管の耐震化など必要不可欠なインフラの維持更新を計画的に実施。
・有馬配水地域で懸念されているPFAS問題への対策を実施。
・予算編成に若者の意見を反映できる「財政ミーティング会議」を設置。
5.新たな発想・攻めの視点でまちの活力を守る
・耕作放棄地の解消と関係人口の増加を目的にした「田んぼオーナー制」「畑オーナー制」を導入。
・渋川を離れた学生や若い社会人が「渋川に戻って働く」ための新たな仕組みを構築。
・伊香保地区の景観整備やメディアプロモーションを活用した観光振興を推進。
・ITを有効的に活用した新たな高齢者見守りサービス拡充。
・災害時の安心を確保するためトイレトレーラーや「防災ラジオ」を導入。
・スポーツや文化活動を通じた生きがいづくりや健康寿命の延伸を支援。
伊勢久美子氏の政策は、「誰一人取り残さない」「次の世代につなぐ」「地域の可能性を広げる」という三本柱を、行政経験を踏まえて具現化しようという意図が感じられます。
伊勢久美子/渋川市長選挙の立候補した理由は?
伊勢久美子氏は、現市長の高木氏を2023年10月から副市長として支えてこられました。
そして2025年5月に高木市長は、現在の2期目を満了するタイミングで、3期目には出馬しない意向であると表明し、伊勢久美子氏に対して出馬を正式に要請する意向を示していたことが報じられています。
これに対し、伊勢久美子氏自身は「自らの考え」で出馬を決断したと表明しています。
具体的には、「古い体制を残さずに未来を向いた街づくりを目指したい」と言及しておられます。
伊勢久美子氏は、過去の慣習に戻るのではなく、「諦めない社会」「自分らしく生きられる社会」「格差を生まない社会」「教育の充実」などを掲げ、現場の経験を基に政策を実行することに意思を示しています。
伊勢久美子/渋川市長選挙の選挙結果は?
伊勢久美子氏は渋川市職員や副市長として渋川市政には約30年ご尽力されてきましたが、選挙は今回が初めてです。
伊勢久美子/渋川市長選挙の引退の可能性は?
伊勢久美子氏引退についての情報は確認できませんでした。
伊勢久美子氏は今回が市長選挙初挑戦ですが、約30年行政職員として市政に携わり、2023年からは副市長としてご尽力されています。
また、伊勢久美子氏の出馬は、ご自身の決断ではありますが、現市長の高木氏は後継として伊勢氏へバトンタッチし現市政の継続を望んでおられるという報道もあります。
伊勢久美子自身も、これまで培った行政経験を生まれ育った渋川市のために活かしたいとの強い意思を持っています。
今回落選となっても、再び市政への挑戦はされるのではないかと思われます。
まとめ
渋川市政においては、高木市長が市議会から昨年12月に辞職勧告決議を受けた後も市長を続けておられ、市長と議会の関係が崩れている状況でした。
今回、任期満了に伴う市長選に出馬表明をしているのは、市長から後継者として期待されている副市長の伊勢久美子氏と、県議の星名建市氏です。
伊勢久美子氏は「現市政をそのまま継承するわけではない」と強調してはいますが、現市政への是非を問い、市長と議会の関係「修復」や「信頼回復」に対する住民の期待値が示される選挙となりそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。